草笛光子90歳の主演映画が面白い❗ 唐沢寿明の怪演も見ものですぞ
こんにちは🌞 茨城県は龍ヶ崎市佐貫町の警備会社。いつも元気な 「BN3」 です🚀
佐藤愛子、現在100歳が描く世界観を、90歳の女優草笛光子が演じていますが、この 草笛光子の名前を知らない、若い世代の人たちも多いことでしょう。たぶん90歳の女優として主演したのは、日本で最高齢ではないかと言われます🎉 ホント凄いね~。100歳 のレジェンド作家を90歳が演じる、なんてぇのも面白い企画でした。
そうそう、映画の題名は 「90歳。なにがめでたい」 ですよ😁 始まりの画面はベッドから起き上がる、髪の毛ぼうぼうのバアさんの寝起き。ヨロヨロと歩き出して支度をすると、庭先を越え玄関前へ新聞紙を取りに行くが、扉の枠に頭をブツケルなど初っ端から可笑しい。しかし新聞3~4紙に目を通しながらも、日常生活は何の変哲も無いつまらん一日。
筆を折ってからというもの何もするコトが無く、惰性に任せた毎日を送る様子に、高齢者の悲哀が見て取れる様でした。そこへ何故か雑誌の編集者から、草笛光子へ新しい企画に投稿して欲しい、とのラブコールを送られて困惑する。もうヤル気も何も無い抜け殻の様な人間に、なんでそこまで言うのとばかりに、熱い情熱を傾ける編集者に唐沢寿明が扮して。
これがまた実に昭和の男を演じて居る のが似合う🤪 家庭を投げ打って仕事に没頭する昭和人間。そのせいで妻にも娘にも逃げられてしまうが、なぜ逃げられてしまうのかが唐沢には分からない😨 有給休暇も投げ打って仕事に明け暮れ、草笛に連載を求めて日参するが、攻めと守りの攻防が続いた末に、とうとう唐沢の熱意と陰謀にハマってしまう。
エッセーの連載を約束してしまうという流れから、物語は展開して行くことになります。実際に佐藤愛子の人生観などが盛り込まれるため、その怒りと切り口は鋭く世の中の矛盾を斬る❗ 新しい幼稚園の新設に向けての動きに対し、反対の声が上がるが内容は 「近所に出来ると子どもの声がうるさい」 と言うモノ。
子どもがうるさいのは当たり前、騒いで遊んで色々な事柄を学ぶことで成長するのが人間。日本の将来を担う子どもたちをうるさいと、子どもたちの育ちの場を奪ってしまうとは、この日本も終わりじゃないのかと怒り心頭😡 そうした多くのエピソートを盛り込みながら、芸達者の出演者が脇を固める。
大変に面白く見られました。 一旦は筆を折りながらも、日本の社会に対する思いや憂慮という面も、かなり表現されていますので、見ごたえのある映画でした。実際に3年前の8月に初版が発行された時は、1万5千部の一刷りでしたが、最終的には180万部と言う驚異の売り上げ❗
当時は私も買い求めてサッと読みましたが、今日の映画を見た後に再読したら、本当に面白い😆 やはり世の中は愚痴も文句も必要なのだ😉 何も言わずに我慢してれば通り過ぎる。と 言うモノでは無いのだ❗
言いたいコトを言わずに閉じ込めておくのは、精神衛生上からも 良くないだろう。とはいえ尋常ではない体力と精神力を併せ持つ、佐藤愛子だからこその舌鋒であり、彼女の100歳を過ぎてなお元気な、人間力の凄さには畏怖の念を感じるところです。
私たちは一体…何歳まで元気に活躍できるのだろうか❓
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