とても深い人孔(マンホール)の中で起きる、危険性について初めて知った②
こんばんは🌙 茨城県は龍ヶ崎市佐貫町の警備会社。いつも元気な 「BN3」 です🚀
さて、深さ10㍍もある人孔に降りるに当たり、その身支度からして大変なモノでしたね。 まず水と言ってもそれは 「汚水」 ですから、人間の排泄する糞便が混じって、下水管の中を通り処理場まで運ばれる、その途中に人孔は位置しているのです。
人孔に入る人はシッカリした 用意が必要で、下は胸の上まで来る長さの同付き長靴を履き、上は防水の上着を羽織って、人孔の底でハツリ作業をするため、首回りも固めて防塵マスクに防塵メガネ、頭にタオルを巻きヘルメットを被ってイザ人孔へ❗ その 「いでたち」 だけでも大変なモノで、真夏になったら熱中症も心配な、その姿で汚水の流れる管の周辺をハツル。
管の太さは60㌢と70㌢の大きさで、周辺のコンクリートが経年劣化でボロボロに、それを ハツって傷んだ部分を取り除き、そこをモルタルで補修する作業ですから、狭いだけでなく 強烈な悪臭の中での作業です。私が警備に立っている少し離れた歩道上にも、かなりの臭気が漂って来ます。
それは汚物の臭いですが中には温泉の、硫黄の様な臭いも含まれて ます。それこそが問題なのです❌ それは 「硫化水素」 と言う無色無臭の、硫黄と水素が結合した物質で、高濃度の硫化水素を吸い込むと 「即死」 するほど危険物質。なので作業員が人孔に入る前には、まず検知器を降ろして硫化水素の存在を確かめ、無いコトを確認した上で降りて行く。
現実に数年前にも硫化水素の事故で、下へ降りた作業員が検知器を入れずに降りて、高濃度の硫化水素を吸い 込み、倒れたのを見て相方が助けに向かったが、その相方も共倒れで二人とも死亡した、 という事故が土浦で有ったそうです。硫化水素の場合は倒れたからと言って、助けに行ってはイケナイ。助けには行かず即座に消防へ報告する❗
無色無臭の物質ですが腐敗した物質などと混じり、あの独特の臭いが漂って来るのですが、 臭いが有るだけでは硫化水素の存在は分からない😱 結局は検知器を頼りに作業をするのです。しかし、その硫化水素が何時なんどき発生するか❓ それが分からないと言うのですからややこしい❌
その理由は複雑なのですが、海や河口に近い場所に位置する汚水 処理場の、処理操作の関係から大量の水と一緒に、硫化水素が上流から流れて来る そうで、いつ来るのか発生するのかは予測もつかないと言う。 いやぁスゲェなんてもんじゃありません😭
まさに文字どおり命がけの仕事だと思いました。初めて見る作業でしたけれど、この保守作業が無いことには、下水施設が守れないという現実も知りました。
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